長内工房~森のメッセンジャーのときど記~

岩手山麓で山暮らしを楽しみながら、陶芸工房を開き、陶器の制作と陶芸教室を行っています。 陶芸の他、山麓の自然、畑仕事、趣味のパイプオルガン、沖縄空手など、 日々の楽しみについて思いつくままに書いています。

陶芸教室は予約制です。工房に直接電話のほか、「じゃらん・遊び体験」、「あそびゅー」ではネット予約ができます。 子ども会、地域行事などでの出張の教室も可能です。 人数、料金、時間などはファックス、電話でご相談ください。 また、工房では、見学、商品の購入ができます。 陶芸教室開催時間 午前の部10:00~12:00 午後の部2:00~4:00 陶芸教室料金 1名 2000円~ TEL/FAX 019-688-5702  不定休(工房へお越しの際は、電話でご確認をおすすめします。) 所在地 〒020-0601 岩手県滝沢市後496-5

2017年01月

ここ数年、年末に、とあるメッセンジャーの注文があります。
宮城で公民館行事などに携わっている方からの。

次の年の干支の置物に、色を塗る講座を開催しているとのことで、
色なしのメッセンジャーが欲しい、と。
今回も、「にわとり」を送りました。

毎年、一体どんな風に、色を塗られているのかな~、見てみたいな・・・と思っていたら、
先日、思いがけずその写真を送ってくださいました。

P1280915 (300x400)

おお~!
立派なメッセンジャーになってるー!

P1280916 (400x300)

豪華!
なんだか、私が色付けしているのが、貧相に思えてくるくらい。
赤い敷物まであつらえてもらって。
こんなに立派なら、玄関などに飾ったら、存在感たっぷり。
いい年が迎えられそうですね~。

1個残ってるから、私も派手に塗ってみようかな?

P1280918 (400x300)

むむむっ!
「ぬりえメッセンジャー」として、色なしのメッセンジャーを売り出そうかな?
はたまた、もうじきくる、「メッセンジャー20周年展」で、その、「ぬりえメッセンジャー」のコンテストもいいかも!

盛岡市民文化ホールで一般向けに開催されている、
「パイプオルガン初級演奏講座」。
今年は、第16期生が学んでいますが、
その初級講座の終了生は、既に100人以上。
私が受講して早、7年!

初級講座を受講した後にも、中級講座や、「レガール・ポジティフ演奏講座」などがあり、
時間を作って、なるべく色々な講座を受講しています。

今年度の、初級の受講生は3名。
初級講座には、もれなく「終了演奏会」という大舞台が待っていますが、
今回、受講生が少なかったため、「レガール・ポジティフ演奏講座」を受講した人も、
その演奏会に出演することになり、
現在、その講座を受講している私も出演!

初級講座は約1年間ですが、「レガール・・・」の方は半年。
あっという間に過ぎます。
そして後、1週間で、その演奏会。

「レガール」というのは、人力で動かすふいごが付いた、まさに原始的なオルガン。
音色も、1つだけ。例えて言うなら「チャルメラ」のような音。
鍵盤にちょっと触れただけで「プッ」っと音がするので、
力を抜きつつ正確に弾くのが大変。
ピアノや大オルガンとはまた違った難しさがあります。

「ポジティフ」の方は、電気が使われ、音色も4種類のパイプが有り、
その組み合わせで、いろんな音が出ます。

「ポジティフ」という言葉に慣れてくると、
前向きな人に、「ポジティブだね~」と、言おうとして、「ポジティフだね~」と言ったり、
なんだか頭がこんがらがってきますが・・・

その、「ポジティフ」、鳥のさえずりのような音がとてもきれいで、
大オルガンとはまた違った魅力があります。

練習に通うときは、小さな部屋で弾いているので、響きがあまりよくないけど、
ホールでレッスンを受けるときには、ホールにその美しい音が響いて、
「あ~きれいだな~」と感動している間に、次に弾く音を忘れかけたり・・・
本番ではそんなことのないように、あと1週間、気を引き締めて練習。

興味のある方はどうぞ!
P1280919 (300x400)

平成28年度 パイプオルガン演奏講座 終了演奏会
2017年2月5日(日) 午後2時開演 (1時30分会場)
会場 盛岡市民文化ホール 小ホール

入場無料ですが、整理券が必要です。
市民文化ホール、キャラホール、盛岡劇場、姫神ホール、プラザおでってにて配布しています。

やっと、いくらか冬らしい雪景色になってきましたが、
「あー、もう勘弁して~!」という程の雪はふらないので、
雪かきもほんの少し。
なんとなく、ちょっと体がなまりますね・・・。

雪が少ないといっても畑仕事は無理ですから、
家の中で、服の整理など、作業場が温まるまでの間にちょっとづつ。

年末に、整理していたら、多分母からもらったいい毛糸が出てきたので、
母にクリスマスプレゼントにでもしようと、帽子を編みはじめ・・・

縄編みを入れて、去年自分用に作った帽子がなかなか良かったので、
同じように編んでみました。

PC220853 (400x300)

はじめ、平に編んで、編み始めと編み終わりを合わせてとじ、
てっぺんになるところを縛って縮め、
下のところは少し内側に折り返し・・・

P1010857 (400x300)

結局クリスマスには間に合わず、お年玉に。


次に、やはり母からもらった座布団カバーがあったので、その中に入れる布団を・・・

座布団カバーの大きさになるように、もう着なくなったセーターや、マフラーを切って並べ、

P1040858 (400x300)

ザクザク縫い、よさそうな厚さになったら完成!
前に作ったときは、一応、それも古いYシャツで覆って完成だったけど、
今回はマフラーで最後、覆ったら、まあいいか・・・

P1230911 (400x300)

座布団カバーがまだあるので、さらにもう一枚、製作中。

これ方式だと、セーター類が結構片付いて、片付けた感が大きい。

これ方式で、ずーっと前に作ったもの。
さてこれは何でしょう?

P1230912 (400x300)

答え、鍋ぶとん。またの名をシャトルシェフ。

P1230913 (400x300)

やはりセーターなどを重ねて縫い、最後に少し厚手の布(もちろん、これも古いカーテン)で覆って。

これは、「通販生活」で、以前見かけ、真似して作ってみました。
(シャトルシェフ、欲しかったけど・・・)

シャトルシェフもびっくり、煮込み料理ならお任せ。
例えばカレーなら、材料を入れ、一度沸騰させたら火を止め、この鍋ぶとんに入れておくだけ。
お出かけ前に仕込めば、帰ってきた時に食べられます。

ただし、鍋ぶとんを作るとき、最後に覆う布は、綿か麻。
化繊は溶けます。

シャトルシェフは、鍋はひとつしか使えないと思うけど、鍋ぶとんなら、いろんな鍋が使えるので、便利です。
省エネ+断捨離したい方にはおすすめです。

ただし、薪ストーブの我が家では、煮込み料理はストーブさんがやってくれるので、
実はあまり、冬場は使われていません・・・

寒波がやってきて、冬らしい普通の寒さがやってきましたが、
雪は思った程は降りませんね~。

生活は楽だけど、雪で生活している人には大変ですよね・・・

その、寒波が来る前の、冬らしからぬ暖かな日に、
台風被害のその後を見てこようと、岩泉へ行ってきました。

近くにいながら、ボランティアにも行けず、せいぜい募金箱に小銭を入れる程度のことしかできずにいたので、
せめて、現状を見ながら、少しばかりの買い物をしてこよう、と。

去年の空手の合宿で沖縄へ行ったとき、千葉から参加していた人が、
台風の直後にボランティアへいったという話を聞き、頭の下がる思いをしていました。

その方は、長年、「イーハトーブトライアル」に参加している方。
てっきり、安比のあたりだけが会場になっていると思っていたら、
安比、八幡平から岩泉を抜けて、沿岸まで走るんですね。

その、千葉の方の話を聞いたあとも、新聞に、「トライアルの参加者が、暖房器具を届けた」という記事が載っていました。
地元の方々との交流があったから、とのこと。

さすが、オフロードに乗っている人は、行動力があるのかな~。

さておき、岩洞湖を通ると、ワカサギテントがポツポツあったけど、
果たして、ちゃんと凍っているの?
ところによっては、全然凍っている様子のないところも。
この寒波で、凍ったかな?

岩泉に入ると、川の両側の木が斜めになっていたり、倒れたままになっていたり。

P1070863 (400x300)

かなり高い橋の橋脚の上の方に、木が引っかかったままになっていたり。
こんな高さまで水があったとは信じられない高さ。

道路も、所々、片側通行。
車が泥に埋まったまま、片付けられていないのも何台もありました。
5ヶ月もたったのに。

なんといっても、岩泉は広い!
走っても走っても、木々が無残な姿。だいぶ片付けたのだろうけど、
まだまだ・・・。

仮に重機があったとしても、それを扱う人も足りないだろうし・・・


岩泉でお昼を食べようと、そろそろ中心街に近づいたとき、ふと、思い出した!

そういえば、工房フェスタにも以前参加していた、岩泉在住、木工作家の「工房sora」さんが、
確か、お好み焼き屋さんを開いたはず!

娘にすぐ検索してもらったら、営業しているらしい!

P1070870 (400x300)

すぐに見つかって、ジャスト、お昼頃着いたら、なかなか繁盛している様子。
ご主人が広島出身なので、「広島風お好み焼き」のお店。

カウンター席に座って、作るところをじーっと見物。
P1070865 (400x284)

ピッカピカの鉄板、手際よく次々と作業が進められ、目が離せない。
そういえば、盛岡では広島風のお店、見たことないし、
普通のお好み焼き屋さんも、あまりない。

それが、岩泉にあるって、いいな~。
ちょっとした、地域の憩いの場になっているようで、
一角に、駄菓子コーナーもあったりして、ちょっと懐かしい空気が漂っていました。

そうこうしているうちに、完成!

P1070868 (400x300)

数年前に広島で食べたものより、美味しかったかも。
写真を見ていると、また食べたくなる・・・。

作業中は、話しかけると手順に響くかと思って黙って見ていましたが、
第一陣が終わって、次の準備を始めたところで、
色々質問。

お店を開いてからは、木工の方には全然手をつけていないと。
これだけ本格的に、手を抜かずにやっていればそうだろうな~。

でも、職人的なところは、木工もお好み焼きも、あまり変わらない、とも言っていました。
何かを作って、お客さんに喜んでもらうという点では同じだなって。
作っている姿を見て、私も感じました。

夜メニューもいろいろあって、次は泊まりながら行きたい!

このあと、一部だけオープンした、道の駅へ。
ここがなぜ、こんな高さまで浸水したのかが、土地勘がないので全くわからない。

隣接する楽天イーグルスの練習場(?)は、全く手付かず。
P1070871 (400x300)

看板すら倒れたまま。
P1070872 (400x300)

百聞は一見に如かず、でした。

昨年も雪の少ない年だったけど、
お正月はどうだったかな?と、ブログを見直したら、
直前まではほとんどなかったけど、お正月にはほぼ普通の積雪だったようですね。

そして今年は?

ほぼ無いと言っていいぐらい。
雪かき以外の外仕事ができるなんて・・・

昨日、やっと年賀状も書き終え、久々に畑へ残飯を捨てに行ってみると、
天気もよく、暖かで、
「剪定作業で、今年の仕事納めだな、」
と、気になっていたアジサイ、
DSC06916 (400x300)

うさぎのヒバを刈り込むことに。
DSC06921 (400x300)

うさぎは途中までしかできなかったけど、
アジサイは、スッキリしたー!
DSC06922 (400x300)

それにしても、こんな時期にこういう作業が出来るって、考えられない。
雪がたっぷり積もってからも、剪定はするけど、
たっぷり積もると、あじさいは、雪に潰されて普通は見えないし、
雪が深いと、木のそばへ行くのも一苦労。

嬉しいけど、確実に温暖化の影響だと思うと、手放しで喜べない・・・。

ひとまず、1年無事に過ごせたことに感謝。
皆様にとっても、良い、2017年でありますように・・・

PC130832 (400x293)

↑このページのトップヘ