長内工房~森のメッセンジャーのときど記~

岩手山麓で山暮らしを楽しみながら、陶芸工房を開き、陶器の制作と陶芸教室を行っています。 陶芸の他、山麓の自然、畑仕事、趣味のパイプオルガン、沖縄空手など、 日々の楽しみについて思いつくままに書いています。

陶芸教室は予約制です。工房に直接電話のほか、「じゃらん・遊び体験」、「あそびゅー」ではネット予約ができます。 子ども会、地域行事などでの出張の教室も可能です。 人数、料金、時間などはファックス、電話でご相談ください。 また、工房では、見学、商品の購入ができます。 陶芸教室開催時間 午前の部10:00~12:00 午後の部2:00~4:00 陶芸教室料金 1名 2000円~ TEL/FAX 019-688-5702  不定休(工房へお越しの際は、電話でご確認をおすすめします。) 所在地 〒020-0601 岩手県滝沢市後496-5

2016年10月

時々、ワインをいただくことがありますが、
その袋。
結構立派で捨てられず・・・

基本、袋や梱包材料類は作品を買っていただいた時に再利用しているので、
とりあえず、袋置き場にストックしますが、これがなかなか出番がない。
古いものから、結局処分したりしていましたが、
最近、やっと気がつきました。

半分に切って、2つの袋にすることを。

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ヒモも結構長さがあるので、半分にして2個分に。
底の部分だった方の上のところを少し折り返し、
穴あけパンチで穴を開け、半分にしたヒモを通します。

上の部分だった方は、下にマチをつけるように折り目を付け、
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内側は、簡単にガムテープで止めます。
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中敷用の厚紙は、取っておいたケーキの箱。
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右は、元々敷いてあった方。
左が、ケーキの箱をしいたもの。
すっかり同じ。
木工用ボンドで貼ります。
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裏は、今回は簡単に透明テープを貼りました。
時間がある時は、似たような紙を探して、木工用ボンドで貼ります。
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はい、これで、ちょうど、マグカップなどが1個入る袋が2枚できました!
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これなら、出番はすぐにやってくるでしょう。多分。

セーターが必要かと思えば、シャツでもOKだったり、
相変わらず気候の変動が激しいですね。

今日、外仕事から戻った夫が、「外見て!」と言うので窓の外を見ると、
小さい羽虫がまるで霧のように大発生!
もう、そこら中。低いところから、ずーっと高いところまで。
そんなのは初めて見ました。

「外にいられないから入ってきた」
確かに、薄暗くなって落ち着いたかな~という頃に外へ出てみたら、
まだ、残党が残っていて、顔にぶつかってくるので、網付帽子をかぶって出直し。

昨日は寒かったのに、今日はポカポカ陽気だったから、春だと思ったのか・・・
虫たちもこの気候変動にはついていけてないような気がします。

そんな変な気候でも、一応、秋です。
ご近所さんが、ツルウメモドキを持ってきてくれました。
持ってきてくれたときはまだ緑なのに、

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翌日には皮がはじけて、中のオレンジが顔を出します。

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まさに秋らしい実ですね。

ここ1ヶ月は少なめだった陶芸教室も、また少し多くなってきました。

先日は、赤ちゃん連れの2組が、夫婦で赤ちゃんをあやしながら、
赤ちゃんを交えて、いろいろ作って行きました。

赤ちゃんの初作品?
手形と足形のプレート。
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一人が赤ちゃんを押さえ、一人が手をギューッと押し当てて・・・
これ、一人だと結構難しいけど上手に出来てますね。

周りに名前や日付のスタンプを押して、ふちを立ち上げて完成!

あとはカラフルに仕上げて・・・

ん?
赤ちゃんの手形じゃなく、大人の手形、どうだろ・・・。
「おじいちゃんの手、こんなだったんだね・・・」
と、遺影の横に置いたり。

写真とはまた違って、その人を感じられるのでは?

とりあえず、自分の手形、とってみようかな。
「おばあちゃん、〇歳の時、こんな手だったんだね・・・」
と、懐かしんでくれる人がいるかな~

栗拾いの日々が始まって約1ヶ月。
ようやくそんな日々から解放されそうな気配。
長かった・・・。

毎日、栗拾いに約1時間、天気が良ければ天日干し、
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イガ拾い、(ストーブの焚付に)
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クリの選別、栗剥き、などなど・・・
沖縄へ行く前日はちょうどピークの頃。
多分5~6kg取れて、とにかく剥けるだけ剥こう、と、
目をしょぼしょぼさせながら夜、剥いていたら、珍しく夫もお手伝い。

栗剥きバサミは1つしかないので、ナイフで剥きつつ、
(断然栗剥きバサミの方が楽!)
「もう1個ハサミが必要だな・・・。それにしても、こんなにクリに支配されていいのか?」と。

クリに支配されている???
確かに、十数年この時期、そんな日々で寝不足が続いて、仕事にも支障がある・・・。
これはまさにクリに支配されていると言えるのかも・・・

この土地を買った約30年前、クリをたくさん食べるのを楽しみに植えた3本の苗木。
その他に、リスが植えた山グリも2本育って、
おまけに、滅多に持ち主がが来ない隣接地のクリも我が家に大量に落ちるようになり・・・。

支配から解放されるべく、この冬に、山グリは1本伐ろう、ということに。


そんな話をしつつ、後のことはよろしく!と、クリから解放されて沖縄へ行ったら、
翌日夫からのメール、「栗拾いに2時間。昨日の倍採れた!どうしよう・・・」

「おとなりさんと、実家へでも持って行って!」と指示。

なんとか、別に持っていく先を考えたようで、ちょっとだけ解決。

帰ってくると、行く前より増えているクリの山。
そして新たな問題が!
栗虫。

干したあと作業場にクリを取り入れていたら、その辺中、栗虫の徘徊。
とって集めては、外に持っていき、アリの餌に。
そんな中、何日も、板の溝から出てこないヤツがいるな・・・となんとなく放置していたものを取ってみたら、
なんと、溝が広がっている!
出てこれないのだとばかり思っていたら、大きなクリの皮だとでも思ったのか、必死にかじっていたらしい。

柿渋を塗った床が、その溝だけ白木に戻っていた!

そのあとも、なんか、いつもと様子が違うな~と思っていた溝をよくよく見てみたら、
なんと!溝を越冬地と決めたらしい栗虫たちが、ホコリを自分の周りに集めて埋まっている!

その栗虫たち、コロッとしたやつと、細長くて素早いやつがいるな・・・と思ったら、
ころっとしたのはいわゆる栗虫で、「クリシギゾウムシ」、ゾウムシの仲間で、
細長いのは、「クリミガ」という、「ガ」の幼虫とのこと。
「ガ」だったのかー!知らなかった。

で、その「ガ」の幼虫も、溝に入って、既に白い薄皮をまとって、蛹になる準備。

いつもは、箒で掃除していたけど、この機会に掃除機を使って、溝掃除。
あー、出てくる出てくる。ホコリを吸い取ったら、栗虫だけ溝に残って、それをピンセットでつまみ出す・・・。
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大変なことがいろいろあるけど、こうしてせっせと干した栗を茹でてみたら、
あまーい!
まるで甘栗。
ゆでたくりは、ほとんど私しか食べないけど、この干したゆでクリは、娘も「これ、甘栗じゃん!」と、食べる。

例年は、干してる間に虫に食い尽くされるような虫食いばかりだったけど、
今年は、虫食いじゃない割合が多かったということです。

これなら、あとは、急いで食べなくても、まあまあなんとかなるか・・・

とまあ、こんな感じで、クリの支配からようやく脱することができそうで、ひとまず良かった~。
でもまだしばらく私のおやつはクリです。

怒涛の日々が終わりました。

先週末からの沖縄での空手の合宿、
帰って来て、パイプオルガンの演奏会用の資料作り、
もちろん演奏会のための練習、そして栗の始末。(あれ?仕事は・・・?)

先日の「オータム・オルガン・カフェ」は、お陰さまで大盛況。
やっぱり、コンサートでコーヒーが飲めるのっていいですよね。
こういうコンサートが増えてほしいな~。

肝心の演奏の方は・・・
リハーサルで今までやったことのない失敗をやらかしてしまったおかげで、気を引き締め、
私を守ってくれている見えない人たちに「どうか力を貸してください!」と、最後のお願いをしたのが通じたのか、
持っているものはなんとか出し切る演奏ができて、
「あ~頑張った甲斐があった~!」という、爽快感を味わうことができました。

嬉しいことに、翌朝、遥か昔に同僚だった方から電話をいただき、
たまたま行った演奏会で私と分かり、演奏に感動したと、わざわざ電話をいただきました。
こういうのは、励みになりますね・・・。

演奏会の直前は、あー、なんでもっと練習しなかったんだろう・・・
と、いつも後悔しつつ、でも、終わると「あー次の曲は何にしようかな~」と、いう繰り返し。
演奏会後の打ち上げがまた楽しくて、やめられないんですよね~。

さて、きついスケジュールの中、なんとか行ってきた、空手合宿。
石垣島までは台風が来ていたけど、本島はほとんど影響なく、割といい天気が続いてくれました。

1日目は移動日、2日目が初代宗家の7回忌追悼演武会。

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日本各地で頑張っている仲間たちに6年ぶりに再会。
挨拶を交わしながらリハーサル、練習をやったり、ストレッチをしたり・・・。

時間を持て余して外を少し散歩。

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何か木にぶら下がっているな~と思ったら、その実がゴロゴロ下に落ちていて、
その色の綺麗なこと。

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卵ぐらいの大きさ。
同じ種類の別な木に、「触るとかぶれることがあります」の表示。
前に沖縄に行った時に、やっぱり美味しそうな実が落ちていて、
誰かが口に入れたあと、「食べられません」の表示を見つけ、
慌てて吐き出したことがあったので、沖縄では、結構注意!
(その人は大丈夫、なんともありませんでした。)

式典が始まり・・・
自分たちが一体どういう立ち位置にいるのかよく分からずに行ったけど、
私たちは、宗家の門下生ということで、お客様を迎える立場で、
式典の最中は、舞台上でお客様に向かって立っているというものでした。
ちょっとしたホールにはお客様がほぼ満員。200人ぐらい?

宗家「仲里常延」さんは、教員や村長さんなどもやった人なので、
人望も厚かったのでしょうね。
こんなに集まるとは、驚きでした。

私たち少林寺流以外の流派からも参加して、いろんな演武が見られました。
(参考まで、沖縄には大きくくくっても60ぐらいの流派があるそうです)

3日目。いよいよ研修会。
宗家道場の近くに有る、南城市の体育館。
ここから見える風景で、いつも疲れを癒されます。
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今回は、ヌンチャクのグループに参加。
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ほぼおじさん&おじいさん。
でも、年を聞くとビックリ!
大体10歳ぐらい若く見えます。
空手で鍛えているからでしょうね~。

前回参加したときは、棒術のグループに入って習ったのに、その後さっぱり復習しないうちに、
ほぼ、型を忘れてしまったので、
今回はそういう事がないように、しっかりメモも取りながら、
なんとかマスターできたかなー?

前回、棒術の時は、すっかりバテてしまったけど(8月だったから暑かったのもあるかな)、
ヌンチャクは棒術に比べると、体をあまり動かさないので、割と体に負担なく、あまりバテなかったけど、
筋肉痛は、岩手に帰ってきた翌日でした・・・。

最終日は、少しだけ観光。
首里城近くに有る、世界遺産、「識名園」。
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迎賓館のような場所だったそうです。綺麗な庭園なのに残念ながら、ほんの10分ぐらいだけ見て移動。

次は、今建設中の「沖縄空手会館」。
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特別に配慮していたでいてヘルメットをかぶっての見学。
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沖縄が空手発祥の地なので、空手で沖縄を世界に発信しようということで、
ちょっとした小高い丘(山?)の上に会館を建て、その周りは自然公園として整備中。
レストランなどもできるそうなので、ちょっとした憩いの場になりそうですね。
来年4月オープン。

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次、宗家が型を教えてもらった、拳聖「喜屋武朝徳」さんの、生家跡へ移動。
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その後、道の駅で最後のチャンプルーをいただき、一人だけ添乗員さんに空港へ送ってもらって帰路へ。
(仙台↔沖縄便だけ時間が早いので)
仙台空港から一緒に行った先生は、一人台風接近の石垣島へ移動したので、私は帰りは一人。

今日、沖縄はものすごい台風に見舞われているようですが、こんな時じゃなくて本当によかった~。
被害が少なければいいですが・・・。

添乗員さんが言ってたけど、今年、沖縄本島には台風が来ていなかったから、
サンゴがずいぶん死んでしまって、大変なことになっていると。
これで、少しはそれが食い止められれば・・・

きついスケジュールの中、行ってきましたが、
やはり各県で頑張っている人たちの姿を見、
前にも聞いたけど、相変わらず沖縄の高弟の方が(70代)、毎日千本突きをしているという話を聞いて、
とっても刺激になり、気合が入りました!

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