長内工房~森のメッセンジャーのときど記~

岩手山麓で山暮らしを楽しみながら、陶芸工房を開き、陶器の制作と陶芸教室を行っています。 陶芸の他、山麓の自然、畑仕事、趣味のパイプオルガン、沖縄空手など、 日々の楽しみについて思いつくままに書いています。

陶芸教室は予約制です。工房に直接電話のほか、「じゃらん・遊び体験」、「あそびゅー」ではネット予約ができます。 子ども会、地域行事などでの出張の教室も可能です。 人数、料金、時間などはファックス、電話でご相談ください。 また、工房では、見学、商品の購入ができます。 陶芸教室開催時間 午前の部10:00~12:00 午後の部2:00~4:00 陶芸教室料金 1名 2000円~ TEL/FAX 019-688-5702  不定休(工房へお越しの際は、電話でご確認をおすすめします。) 所在地 〒020-0601 岩手県滝沢市後496-5

2016年05月

ひさびさの登場になるでしょうか?
デイサービスでの陶芸教室。
引き続き、毎週やってまーす!

少し前に作った、昔話シリーズ。
「花咲かじいさん」

どんな話だったかな・・・?
と、調べてみたら、これまた残酷なお話。
「ここ掘れワンワン!」とほえたポチ、
隣の悪いジイさまに、棒で殴り殺されたんですね・・・

どの場面にしようかな~、と考えたのは、
最後の場面、枯れ木に桜が咲いたところと、おじいさんが灰をまいているところ。
これを作ったあとぐらいに、auのCMにも、花咲かじいさんが登場。
昔話のシリーズというと、考えつくところは一緒ということですね。

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桜が咲く前に色を塗ることが出来たので、早速飾ったら、
一足早く春が来たようで、パーっと明るくなりました。

やっぱり、「ピンク」って、心が浮き立つ色なんですね~。

おじいさんも、相変わらず味のある顔してます。

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工房での教室も、力作が続々です。

仲良し姉妹さん、「おねえちゃん」は普段からいろんな物を作っているようで、黙々と制作。

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プランターを作るということで、形を作るところまで教えて、
あとはひとりで出来そうだったので放っておいたら、
上がギザギザになって、何か黙々と細工を施し、なんだろ・・・と思っていたところ、
なんと、こんなことになっていました!

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すごい!!!
(写真、わかりずらいかな~、木が並んでいて、その葉っぱの細かいこと!)

「森」のプランターですね。小鳥もちょこんとかわいい!

「妹さん」は、おねえちゃんに「せっかく遊びに来たんだから、もっと話をしようよ~」とおねだり・・・
大人になってもこうやって仲良くお出かけ、いいですね。
私は、兄が一人なので、こんなことは考えたこともない。

妹さんは、猫ちゃんの皿。
「目」は絵が上手なおねえちゃんに描いてもらい、完成!
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いい顔ですね~。


こちらは、若いカップル。
女性の方は、5年ぐらい前に、お友達と来たことがあったというので、
ノートを見てみたら、確かに!

その時作った花瓶は、今も使ってくださっているそうで、
今回は、それより大きいものを作りたくて、「やっと来れました・・・。」
そんな風に、また来てくださるのは嬉しいですね~。

旦那さんだったら、どんなものを作るのか見てみたくて連れてきたと。

期待を裏切らず、ダイナミックなものを作りましたね~。

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焼酎を飲む時に使いたい、「氷入れ」。
氷が溶けにくいように、たっぷり厚みを持たせ、底が結露しないように、高台も付けてもらいました。

水玉模様が好きらしく、丸棒を押して水玉模様。
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水玉というより、パイナップルみたいですねと言ったら、
色は、上が緑、下を黄色にという注文。

いいんですか~?

時間もそんなにかからず、早い!
「男の料理」ならぬ、「男の陶芸」という感じ。

残り時間でもっと作りますか?との問い掛けには、
「俺の集中力は、ここまでだ~。終わり!」

もう少し作りたそうだった奥様は、「今度は一人で来る・・・」と。

いろんな作品、いろんな人間模様があって楽しいです、陶芸教室。

ちょっと用事があって盛岡に出たついでに、
時間があったので、県立博物館へ行きました。

前に行ったのが果たして何十年前だったのかも思い出せないぐらい、
ずーっと前に1度だけ行ったことがありますが、
ちょっと気になることがあって・・・

いい天気!
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よく手入れのされた、広~い敷地。
木陰でのんびりするには最高の場所ですね。

その、ちょっと気になることというのは、
ずいぶん前に知り合いから、「県立博物館に森のメッセンジャー、置いてるんですね・・・」
と、言われ、「え?県立美術館じゃなくて?」
と聞き返すと、確かに「博物館」だという。

で、一体、博物館のどこに?と聞くと、「展示ケースの中」だという。
???
どういうこと?

「森のメッセンジャー」が、「収蔵品」になったの?
まあ、そんなわけはないだろう・・・と思いつつ、
記憶の片隅に追いやられていましたが、
また最近、別の方から、「博物館にも作品が置いてありましたね・・・」と言われ、
これは、この目で確かめておかなければ・・・

と、そんなわけで、タイトルの「県立博物館で森のメッセンジャーを探せ!」の開始!

順路通りに2階から見ていくと、それらしいところにはなく、
館内マップをよく見たら、どうやら1階にありそう。

いました!
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こんなところに!
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なんだろう・・・箸休め的な感じ?

「なんで、ここにたぬきやきつねが置いてあるんですか?」
というような、質問とか、クレームはないのかな~?
それとも、たいして気にならないのかな・・・?

なんか不思議だけど、これが展示ケースに入っていても許されている、
岩手ならではのゆるさ?

どうせだったら、ヘビの展示のところにも「へびくん」とか、ウサギの剥製の横にも「うさぎ」とか、
石の標本のところには、「いしころ」くんとか置いてくれたらいいのにね・・・。

ここに引っ越してきた年の事だったと思います。
住居がまだ、ワンルームだけだった小さなログハウスには、
いかにもログハウスらしいデッキが付いていました。

多分今ぐらいの時期だったのでしょう、そのデッキの下に、
げ~!こんな気持ち悪いきのこがあるの~!!!
と、思わず叫びたくなるような、見たこともないきのこだらけ。

デッキの下一面に生えていたのは、後で調べたら、結構美味しいらしいきのこ。
その名はアミガサタケ。

しかし、その時は、調べるすべもなく、とにかく気持ち悪くて、全て取って捨ててしまいました。

その後も時々あちらこちらで見かけるものの、1本だったりするので、
なんとな~く、見て見ぬふりをしていました。

最初の気持ち悪かった体験が、尾を引いていたからです。

だって、こんな・・・

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しかーし!
「気持ち悪い」記憶もだいぶ薄れ、「美味しいらしい」という本の言葉が勝ってきたようで、
ついに、この日がやってきました。

畑仕事をしていたら、割と食べごろできれいなのが2本あったので、
とりあえずとってきて、流しの横に置きました。
それを見た娘、「え~、これ食べるの~!?気持ちわるいんだよね・・・」
「嫌だったら、食べなくていいよ。でも、本には、歯ごたえがよくて、油炒めなどに美味しいって書いてあるよ」
「えー、そう言われたら食べようかなって思うよ~」

そして、仕事から帰って来た夫、「あ、今日、これ食べるの?あそこにもう1本生えてたよ!」
といい、雨の中、さっさと取りに。

しかも、ほとんど私が買うことのない「肉」を夫が買ってきたので、晩御飯は焼肉。
きのこがちょうど切れていたので、これを入れることに。
まさに、油炒め。

まず、切ってみたら、空っぽ!

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そういえば、気持ち悪くて、中を見たこともなかったんだ・・・
まるでホルモンみたい。
確かに、歯ごたえがあって、クセもなく、焼肉にピッタリ。

3人とも無事生きてます。

これからは、見つけたら、取ることにしましょう。
(でも、あらためて写真で見ると、やっぱり気持ち悪い・・・)

GWも完全に終わり、
特に、予定通りどこへも行かなかったけど(遠くへは)、
陶芸教室や、来客や、なんやかやで、
GWを楽しんだような気がします。

山菜もいろんなのが取れるようになり、
昨日は今シーズン初めて、近所を散歩がてら、ワラビ採り。
日頃、近すぎて見えにくい岩手山をゆっくり眺めたりして、リフレッシュ。
ワラビも大量に取れて、大満足!


・・・友達から、お母さんが飼っていた猫が死んじゃったので、それを作ってもらってプレゼントしたい、
ということで、早速作りました。
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小さいので(約10cm)、ちょちょいのちょいのつもりが、結構時間がかかりましたね~。
毛並みの質感や、肉付きをちょっとずつ足したり引いたり、少ーしずつ乾燥させながら。

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友達は喜んでくれて、今度は自分が飼っているトイプードルを作って欲しいと。
じゃあ、写真をなるべくたくさん送っといてね、と言ったら、
結局、そのワンちゃんを連れてくることに。
工房で、大撮影会!

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抱っこされて、ご満悦!
いろんな角度からたくさん撮ったので、今度はつくりやすくなるでしょう。

飼い主さんは、だいたい、顔が写っている角度しか撮らないので、
写真があっても正面がほとんどで、そうなると、あとは想像するしかないので、結構苦労します。


昨日は母の日で、別の友達から、こんな写真が送られてきました。
少し前に陶芸教室に来て、自分用の皿を作り、それに料理を盛った写真と、
お母さんにプレゼントすると買ってくれた、うさぎの花瓶。

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青々したうるいとワラビが白い皿に映えています。

これを作った時にもう一枚作った大皿には、山菜とタケノコのペペロンチーノを盛ったそうですが、
写真を撮る前に美味しくて食べちゃったと・・・

わかるわかる、パスタはすぐ食べないとね。
でも、そのメールをみて「、あ、それいいな、」と、
山菜天国の我が家も、山菜としめじのペペロンチーノにしました。
ヒント、ありがとう!
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花瓶と一緒にプレゼントしたカーネーションを、お母さんが早速生けて、玄関に飾ってくれたそうです。
かわいい!

連休最終日1日前のお客様。
お隣のペコちゃん。

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夕方、ちょっと庭へ出たら、東屋の手すりにひっそり座っていました。
うちのうさぎのタラちゃんを、旅行の時に預かってもらっていた、お隣さんの猫。
仲良しだったから、時々会いに来てくれているんだよね!

寒いGWです・・・。
まあ例年、GWの頃にはまだ、道路脇の側溝に雪が残っていることもありますからね~。

このGWは、陶芸教室三昧。
ありがたいことに、じゃらん・遊び体験やアソビューのネットからの申し込みで、まずまず埋まりました。

ちまたが連休だと、あーどこかに行きたいな~とも思うけど、
混んでる時に行かずとも、すいてる時に出かけられますから、
稼げるときにしっかり稼ぎましょう。

昨日、近所の(・・・といっても、約5キロ離れてるか・・・)友人の息子たちや、そのお嫁さんが訪ねてきて、
自分たちで使う器などを買ってくれました。

昔、空手教室に来てたり、娘と高校が一緒だったりしたので、いろいろ話をし、
彼らが新婚旅行でウィーンに行ったときの写真をお母さんから見せられていたので、
「ウィーンで、ヘルマンさんにあったの?」と、聞くと、
「うん、会って、ケーキ食べたよ。アプフェルシュトゥルーデル!」
「あー、いいな~」

その話を後で娘にしたら、「え~、作ろっかな~」
というわけで、材料は揃っていたので、仕事が休みの今日、作ってくれました。(しめしめ・・・)

1週間ぐらい前から、「りんごがあるしパイシートがあったな~。アップルパイでも作ろうかな・・・」
と、思っていたところに、「アプフェルシュトゥルーデル」と、聞いてしまったら、
もう、頭の中はアプフェルシュトゥルーデル!

いわゆるアップルパイとはちょっと違う、うすーいパイ生地で、煮ていないりんごを巻いて焼く、ウィーンのアップルパイ。
冷凍パイシートを2倍の大きさぐらいに伸ばして・・・

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こんがり~!
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焼きたてアツアツをいただきます。
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薄くてほろっと崩れるパイに、酸味とシナモンが効いたりんご、バターで炒めたパン粉が隠し味になって
おいしい~!!!

お出かけしなくても、こんな美味しいものが食べられて、しあわせ・・・。
3本作ってくれたので、あと2日楽しめる~!

明日も陶芸教室、がんばろー!!!

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